新型コロナワクチンについて

新型コロナウイルスワクチンもどんどん制度が変わってきていますね。
基本的には、メリットがデメリットを上回っており、接種を推奨、というのが国のスタンスです。
当院は、日本での新型コロナワクチン接種が始まって以来、初めから継続的に接種し続けてきております。

今後も、地域の必要性に合わせて、当院で接種可能な体制を続けていきたく思っております。



令和5年5月からのコロナワクチンの予約を開始いたします。

WEBで先行予約開始、5/8(月)14時半にめぐみ内科・糖尿病内科に来院いただければ、直接予約致します。

かかりつけの方は、5月20日までの受診日にご相談いただければ、枠をご用意いたします。
(それ以降でも6月枠の枠をご用意する予定です)


尼崎市の方には、4月下旬、市から予診票(接種券一体型)または案内文が郵送されますが、
必ず下記の予約注意点にお目通し下さいますようよろしくお願い致します。


令和5年5月8日からの対象の方への接種について(予約注意点)

尼崎市の方には、4月下旬、市から予診票(接種券一体型)または案内文が郵送されます。
令和5年5月からのコロナワクチンを予約される方は、必ず目を通して頂けますよう、よろしくお願い致します。 (当院予約ページにも同内容を記載しております。)


種類
ファイザー社製 オミクロン株BA4.5対応ワクチン
5月のWEB予約内はファイザー社製オミクロン株BA4.5ワクチンになります。

WEB予約枠数が埋まった後の、電話や来院の際のお問い合わせのタイミングによっては
モデルナ性のオミクロン株BA4.5ワクチンになる可能性がございます。
有効性、安全性には差がないと厚生労働省から発表されています。
ご了承お願い致します。


接種対象者
1回目、2回目の接種を完了した方のうち

①65歳以上の高齢者の方

②12歳~64歳のうち基礎疾患を有する方や重症化リスクが高いと医師が認める方

③医療従事者等の方


接種期間
令和5年5月8日から、令和5年8月31日まで

接種間隔
前回接種から3ヵ月経過以降に接種

予診票(接種券一体型)が届いた方
前回の接種日から3ヵ月経過している日程をご予約下さい。
18歳~59歳のうち 5回目にオミクロン株対応ワクチンの接種完了された方にも予診票(接種券一体型)が届くことがあります。

※接種日の時点で接種対象者でなくなっている場合は、ワクチン接種を受ける事が出来ません。
その場合、届いた予診票は令和5年度秋の接種に使用して下さい。


案内文が届いた方
予診票(接種券一体型)ではありませんのでご注意ください。
案内文が届いた方のうち、下記の対象者の場合はご自身で尼崎市保健所へ予診票(接種券一体型)の申請手続きを行ってください。

予診票(接種券一体型)がお手元に届いてから、ご予約をお願いいたします。
令和4年度にオミクロン株対応ワクチンの予診票が届いている方は、その予診票を使用できます。

(申請手続きが必要な方)
  • 基礎疾患を有する方など重症化リスクが高く、医師が必要と判断された方
  • 医療従事者等

※対象者以外の方は令和5年5月8日~令和5年8月31日の期間中は接種できませんのでご注意ください。
令和5年9月からの秋接種対象になります。




新型コロナワクチンについて

新型コロナワクチンの効果と同時接種について

ワクチンとしての効果はかなり高い方です。
新型コロナワクチンは、2回の接種によって、95%の有効性で、発症(発熱やせきなど)を防ぐ効果が認められています。
(※インフルエンザワクチンの有効性は約40~60%)

ワクチン接種後時間が経つと効果が徐々に低下
しかしながら、感染予防効果等は時間の経過に伴い、徐々に低下していくことが、様々な研究結果等から示唆されています。

例えば、ファイザー社のワクチンを接種した人のアメリカによる報告では、12歳以上における感染予防効果は、2回目接種後1ヶ月以内では88%でしたが、5~6ヶ月後には47%にまで有意に低下したとの報告があります。

発症予防効果についても、2回目接種後は2か月で96.2%であったところ、4ヶ月以降では83.7%であり、徐々に低下していくことが確認されています。

【他のワクチンとの同時接種、接種間隔】
インフルエンザワクチンとは同時接種が可能です。
インフルエンザワクチン以外のワクチンは、2週間以上間隔をあけて接種することとなります。



副反応について

どんなワクチンでも、副反応が起こる可能性があります。
一般的にワクチン接種後には、免疫をつけるための反応を起こすため、
接種部位の痛み、発熱、頭痛などの「副反応」が生じる可能性があります。
治療を要したり、障害が残るほどの副反応は、極めて稀ではあるものの、
ゼロではありません。



新型コロナワクチンでは2回接種後に、接種部位の痛みは約80%に、
37.5度以上の発熱が約33%、疲労・倦怠感が約60%の方に認められています。
3回目接種後も2回目と同程度の副反応が生じると報告されています。
わきのリンパ節の腫れや痛みの頻度が少し多い(20人に1人程度)報告がありますが、 軽度で数日で改善します。
痛みや発熱が生じた場合は、飲み薬での対応をします。
症状に応じて処方いたしますので、ご相談ください。

ワクチンに含まれる成分により、複数の臓器や全身にアレルギー反応があらわれる過敏な反応を
アナフィラキシーと言います。
アナフィラキシーの頻度は、米国で100万人に5人程度と報告されています。
ワクチンでアナフィラキシーが起こりやすいのは接種30分以内です(多くは数分以内です)。
当院ではワクチン接種後15~30分経過を見させていただきます。

当院では、万一のアナフィラキシーに備え、アレルギー専門医が待機しております。
(当院建物2階の 尼崎 森下小児科アレルギー科 の院長)
治療経験豊富な医師が必要な対応を迅速に行いますのでご安心ください。





費用について

新型コロナワクチンは、誰もが全額公費(無料)で受けられます。
外国人も含め、接種の対象となるすべての住民に全額公費で接種を行います。
接種の時期が近づいたら、市町村から、接種券が郵送されます。



不安はありませんか?

新型コロナワクチンの接種をお勧めするにあたって、国内外の数万人のデータから、
発症予防効果などワクチン接種のメリットが、副反応といったデメリットより大きいことを確認しています。 
とはいえ、ご自身の持病や健康状態により、ワクチン接種を不安に感じられる方も多いと思います。
もし、接種に関してご不安やご質問がございましたら、遠慮なく当院を受診してください。
皆さまが納得して判断をしていただけるよう、お話させていただきます。






オミクロン株対応ワクチンについて
(ファイザー社製)
(12歳以上の方の3.4.5回目)

オミクロン株の流行が続く中、重症化予防はもとより、感染や発症を予防する目的で、オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種が推奨されています。
オミクロン株対応ワクチンは、従来ワクチンを2回接種済みの12歳以上の方で、前回接種から3ヶ月以上経過した方ならどなたでも接種可能です。

尚、インフルエンザワクチンとの接種間隔に制限はありません。同時打ちも可能です。(ご希望の方は同時接種枠の予約をお取りください)



オミクロン株対応ワクチンとは

オミクロン株対応ワクチンは、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンの一つで、従来株に由来する成分と、オミクロン株に由来する成分の両方を含む「2価ワクチン」です。



効果

従来型ワクチンを上回るオミクロン株への効果が期待されています
オミクロン株対応ワクチンの追加接種には、オミクロン株の成分が含まれるため、
従来型ワクチンと比較した場合、オミクロン株 に対する重症化予防効果、感染予防効果、発症予防効果それぞれに寄与する免疫をより強く誘導します。
そのため、オミクロン株に対して、従来型ワクチンを上回る重症化予防効果とともに、感染予防効果や発症予防効果も期待されています。

2価のワクチンであることにより、様々な新型コロナウイルスに反応します。
異なる2種類の抗原があることにより、誘導される免疫も、より多様な新型コロナウイルスに反応すると考えられます。
そのため、今後の変異株に対して有効である可能性がより高いことが期待されています。

出典:(厚生労働省)新型コロナワクチンの製造株に関する検討会 第二次取りまとめ

安全性

副反応に関しては、従来型と同程度であると報告されています。

〈 接種後7日間に現れた症状 〉

発現割合 ファイザー社製のオミクロン株対応ワクチン
50%以上 注射部位疼痛
10%~50% 疲労、筋肉痛、頭痛、悪寒、関節痛
 1%~10% 下痢、発赤、腫脹、発熱、嘔吐
出典:(厚生労働省)特例承認に係る報告書より


関連リンク

ファイザー社製オミクロン株対応ワクチン(厚生労働省)

新型コロナワクチンの有効性・安全性について(厚生労働省)



12歳以上の方の1.2回目

1.2回目はオミクロン株対応ワクチンは接種出来ず、従来のファイザー製またはモデルナ製となります。
これだけはWEBではおとりできず別途予約お取り致しますので、来院またはお電話ください。
(取り寄せとなるため早くとも数日後以降となります。)




小児のコロナワクチンについて
(5-11歳と6か月~4歳と、年齢により二種類あります)

めぐみ内科・糖尿病内科、森下小児科アレルギー科と連携して接種いたします。
接種するかどうかについては、ワクチンとして、メリットとデメリットの比較です。



努力義務となりました(2022年8月)

2022年3月より小児でのコロナワクチン接種が始まってから、数か月が過ぎ、実際に多数の方が接種し、多少のデータも出てきております。
小児科学会は、およそ以下の理由から、積極的にワクチンとして接種すべき対象、という声明を発表しております。
小児での重症例・死亡例も多少出てきてしまっていること、小児の副作用は成人よりも少ない事、などがあります。海外だけでなく日本でのデータも出てきたことと、オミクロンへの効果も確認されてきたこと、などが関係しております。

そして、デメリットが今のところ目立つものがない。副反応の発熱なども成人より少ないこと
メリットとして、小児でのコロナウイルス感染症や、お年寄りを含めた周囲の成人へうつすことも減らし得ること、時々ある小児のコロナウイルス感染症による重症化の予防効果もあること、などが実際にあります。



尼崎市でのこどものコロナワクチンの接種

尼崎市では、現在小児・乳幼児の新型コロナワクチン予防接種は、集団接種はなく各クリニックなどで個別接種となります。小児用、乳児用ファイザー製を使用いたします。



メリット

発症予防

発症予防率については 成人と同様の効果が得られているという評価です。


重症化予防

また、重症化予防、入院予防、コロナ後長期にわたる合併症からの予防というのも、勿論メリットです。もともとの重症化率の違いがあり、成人と同様の効果とは言えないとも言えます。 ただ、小児の新型コロナウイルス感染症において、かかってからでは重症化予防の薬はなく、また少数ですが脳炎・脳症など後遺症を残し得ることや死亡例などもあり、重症化予防というのも大切な効果ではあります。
小児のコロナワクチン接種者は、コロナ感染症による入院率が減っているデータが出ております。


社会的メリット

コロナウイルス感染症にかかることが減ることで、学校を休まなくて済む、家族が濃厚接触者にならずにすむ、家族にうつさずに済む、なども現実的メリットとしてはあります。
祖父母にうつし、祖父母が重症化した、ということは現実起きており、その予防の一環としても有効です。



デメリット

短期的副作用

発熱、痛み、ダルさ、など12歳以上と同様の副作用が認められます。12歳以上よりは、少ないともいわれています。 実際に日本の小児に接種が始まった結果、やはり成人よりは大分少ないとの実際の情報も出てきております。


重大な副作用

現実的には少なく、安全性に重大な懸念は認められてはいない、という扱いです。


長期の副作用

現状情報は少ないです。
一方理屈上は、長期間に影響を及ぼす可能性は低いとはされています。



結論の一つ

基礎疾患のあるこどもはおすすめです。

喘息の重い状態(良い状態を維持できている方は該当しません)、高度肥満、早産時、免疫抑制剤使用中、心疾患など。


健康なこどもも、意味自体は十分あります。

「日本でも、努力義務として、推奨されるようになりました。」
ただし、各家庭・お子さんにとってのメリットとデメリットを考えたうえで接種を考えるしかありません。

メリットが上がる人としては、以下などがあります。

  • 糖尿病や高血圧、ガンなど病気の家族や、高齢の祖父母とよく会う。
  • 母親が妊娠している。
  • 自分または家族が、どうしても参加したいイベントがある(小児のコロナ感染症で悩みが深い一つに、「受験に参加出来るかどうか」はかなり多いです)
  • 自宅で出来ない事を頑張りたい(運動、習い事など)
  • 学校や園をなるべく休みたくない。
  • 親が仕事を休みたくない、休みにくい。



5-11歳の方(1.2.3回目)

小児においても重症例が確認されはじめ、基礎疾患がなくても死亡したり後遺症が残る例が出てきております。有効性、安全性、日本の感染状況、海外のデータなどから、11歳以下も、12歳以上に遅ればせながら接種対象となりました。

・発症予防:ワクチンを2回接種した5-11歳の新型コロナウイルスの発症予防率は90%、という研究が有名です


・重症化予防:オミクロン株を含めて、重症化予防効果も40-80%程度は認められるとのデータが出てきております。


・接種量 :接種量は、成人の1/3です。効果としては、それで成人同様の効果は得られる、と考えられています。


・副作用 :発熱などの副作用は、1/3の量の接種で、成人同様程度かそれより少ないとされています。成人と同量を接種した場合に比べ、発熱などの副作用は減ったとされています。


・接種間隔:2回目は1回目から3週間後を目安に接種し、セットです。
3回目は、2回目接種から5か月たってからの接種です。
(成人用ファイザー、モデルナのように3か月とはなっておりませんのでご注意ください)


・3回目について:
3回目を接種することで、ワクチンの効果を長持ちさせることが出来ます。
3回目の副作用は、凡そ1.2回目と同様で、2回目の接種を上回るリスクは報告されておりません。


・国からの立ち位置:
厚労省、日本小児科学会は、効果・安全性が確認されており、接種を推奨しております。




参考にしてほしいページ



悩まれる方は、受診時にご相談ください。喘息の有無、アレルギーの有無、肥満その他基礎疾患の有無、実際の生活などをもとに一人一人に見繕います。



生後6か月~4歳のコロナワクチンについて

乳幼児においても重症例が確認されはじめ、基礎疾患がなくても死亡したり後遺症が残る例が出てきております。有効性、安全性、日本の感染状況、海外のデータなどから、6か月~4歳の乳幼児も、5-11歳に遅れて接種対象となりました。

・発症予防:オミクロン株流行下で、6か月~4歳の3回目接種後7日以降における発症予防効果は73.2%、というデータが有名です。


・接種量 :接種量は5-11歳の半分となります。


・副作用 :接種部疼痛や発熱などがありますが、ほとんどが軽度で回復し、重度な副反応は現状認められていないとされております。


・接種間隔:3回接種がセットとなっており、2回目は1回目から3週間後、3回目は2回目から8週間以降です。


・国からの立ち位置:
日本小児科学会としては、効果・安全性が確認されており、6か月~4歳のコロナワクチンの接種を推奨されております。
アメリカでは、全ての乳幼児にコロナワクチン接種が推奨されております。



参考にしてほしいページ



悩まれる方は、受診時にご相談ください。喘息の有無、アレルギーの有無、肥満その他基礎疾患の有無、実際の生活などをもとに一人一人に見繕います。



糖尿病をお持ちの方へ

新型コロナウイルス感染症の流行が拡大する中、不安な気持ちでお過ごしの方も多いのではないかと思います。
大切なのは、正しい情報にもとづいて、正しく備えることです。
世界各国から、調査結果が報告されていますので、
糖尿病と新型コロナウイルス感染症の関係について次にQ&A形式で記載いたします。



糖尿病と新型コロナウイルスについて Q&A

Q.糖尿病があると新型コロナウイルス感染症にかかりやすいのでしょうか?

中国やアメリカの新型コロナ感染症の患者さんのうち、
糖尿病の方の割合は、それぞれの国民全体の割合と大きくかわりませんでした。
つまり現時点でのデータによると、糖尿病があっても、コロナにかかりやすいとは言えません。



Q.糖尿病があると新型コロナウイルス感染症で重症化しやすいのでしょうか?

アメリカでは、新型コロナウイルス感染症の重症で入院した患者さん、集中治療室で
呼吸管理が必要になった患者さんで、糖尿病の方の割合が高いというデータがあります。
イタリア、中国からの報告でも同様の傾向が指摘されています。
つまり、糖尿病があると、コロナで重症化するリスクがあります!



Q.糖尿病のコントロールが悪いと重症化のリスクが高くなるのでしょうか?

日本内外のデータより、糖尿病患者さんの血糖コントロール状態は、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクに影響することが示されています。
つまり、普段の血糖コントロールが大切 なのです。



Q. 何に気をつけたらよいのでしょうか?

糖尿病をお持ちの方は、手洗い・咳エチケットなどの通常の感染予防を行うとともに、
継続して血糖コントロールを良好に保つこと が大切です。



Q. 新型コロナワクチンは打った方が良いのでしょうか?

先に述べましたように、糖尿病は重症化のリスク とされており、
飲み薬やインスリンで治療中の糖尿病や他の病気を併発している糖尿病をお持ちの方は
優先接種の対象 に含まれています。
他にも持病をお持ちで接種がご不安な方は、遠慮なく当院を受診ください。
皆様が納得して判断いただけるよう、お話させていただきます。



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